記号名を忘れても手書きで探せた。「Typst Mate」が便利すぎる
- 公開
- 正式公開 2025-08-24
- 作り手
- あじゃらし(個人)
- 対応
- Obsidian プラグイン(デスクトップ・モバイル)
- 価格
- 無料(Apache-2.0 ライセンス)
- 評価
- GitHub のスター 224(2026-10-14)
どんなアプリか
Render math expressions with Typst instead of MathJax in Obsidian.
あじゃらしさん(azyarashi)、GitHub のリポジトリの説明
ノートアプリ Obsidian の数式を、標準の MathJax ではなく組版システム Typst で描画するプラグインです。文中の数式、別行立ての数式、コードブロックに対応しています。プリアンブルとテンプレート(プロセッサーと呼ばれます)も使えます。デスクトップ版に加えてモバイル版の Obsidian でも動きます。
入力を助ける機能として、スニペットとスクリプト、記号の補完、括弧の強調表示などがあります。記号の補完では、先頭にバックスラッシュ「\」を打つと LaTeX のコマンド名で探せます。スニペットは数式を入力するときに自動で展開されるショートカットです。
「Typst Tools」として、Detypify を使った手書き記号の認識、TyLax を使った TeX/LaTeX と Typst の相互変換、Quiver を使った可換図式のエディターが入っています。
README には、Obsidian LaTeX Suite を使っている人に向けた移行のガイドがあります。Typst のパッケージはほぼすべてに対応していますが、ローカルのパッケージの読み込みはデスクトップ版に限られます。
入れる前に
Obsidian のコミュニティプラグインのタブで「Typst Mate」と検索して入れます。BRAT を使って入れることもできます。
このプラグインは大きな WebAssembly のファイルを使います。起動を遅くしないため、このファイルはプラグインに同梱されておらず、GitHub の Releases ページから自動でダウンロードされます。Typst のパッケージを入れるときや、Typst Tools でパッケージや記号の一覧を表示するとき、Detypify や Quiver を使うときにもネットにつながっている必要があります。
デスクトップ版では、パッケージのキャッシュが Vault の中に見つからないとき、Typst CLI と同じローカルのパッケージファイルを読みに行きます。また、扱いやすさのために、一部の値は Typst 標準の初期値と違う設定になっています(例として datetime、smallcaps、fontsize、CURSOR)。
作り手は、入力をしやすくするために「No more flickering inline math」プラグインを一緒に入れることを強く勧めています。書き出しがうまくいかないときは、書き出す前にバックグラウンドでの描画を切るよう案内されています。