定型文、まだ毎回打ってる?「CLCLR」のピン留めで呼び出すだけに

CLCLR
コピーした文字・画像・ファイルの履歴を残し、Alt+C で貼り付け直せる Windows 用ソフト
GitHub
公開
更新 2026-10-18
作り手
tsZ(個人)
対応
Windows
言語
日本語
価格
無料(MIT ライセンス)
評価
GitHub のスター 4(2026-10-20)

どんなアプリか

Windows 用の、クリップボードの履歴を残すソフトです。コピーした文字・画像・ファイル(ファイルの場所の一覧)を履歴として覚えておき、いつでも貼り付け直せます。

tsZ さん、GitHub の README

Alt+C を押すと、入力している位置の近くに履歴のメニューが出て、選んだ項目を元の画面へ自動で貼り付けます。先頭の10件は数字のキーでも選べます。履歴とピン留めを一覧で見て操作する「ビューア」も備えています。

老舗ソフト「CLCL」の機能と使い勝手を手本にしていますが、ソースを移植したものではなく、設計から新しく起こして Rust で書かれています。本家は複数のファイルの組で動くのに対し、CLCLR は 64bit ネイティブの EXE 1つで動きます。

よく使う内容は「ピン留め」に残せます(本家の「登録アイテム」にあたります)。ピン留めはコピーとして作られるので、元の履歴が押し出されても残ります。ほかに、大文字・小文字や全角英数記号の半角化などのテキスト変換、形式フィルター・ウィンドウフィルター、履歴の階層表示を本体に内蔵しています。

画像は画質を落とさない WebP 形式で保存します。作者が2026-09-27に測った例では、1920×1080 の画面のような合成画像25件で、本家の約206MBに対して約22MBでした。作者は、写真のような画像では差がずっと小さくなるはずだとしています(実測はしていません)。

料金とデータの置き場所

無料で使えるフリーソフトで、ライセンスは MIT です。GitHub のリリースページからダウンロードできます。インストーラーはなく、zip を展開して CLCLR.exe を起動します。

設定と履歴は、すべて CLCLR.exe と同じフォルダに保存されます。レジストリは使わず、アンインストールはフォルダごと消すだけです。ネットワークにつながる処理はありません。

履歴は暗号化されずに保存されます。パスワードなどが入ることもあるため、作者は自分のユーザーフォルダの中(%LOCALAPPDATA%\Programs\CLCLR など)に置くことを勧めています。履歴をファイルに書かない「完全メモリモード」も選べます。

入れる前に

本家 CLCL の履歴・登録アイテム・設定は読み込めず、空の履歴から始まります。本家のプラグインの仕組みもありません。本家と同時に動かすときは、ホットキーが重ならないようにどちらかの設定を変える必要があります。

CLCLR.exe にはデジタル署名がないため、初めて起動するときに SmartScreen が警告を出すことがあります。また、コピーの監視やキー入力の送信がキーロガーに似た動きに見えるため、セキュリティソフトによっては誤検出されることがあります。

対応は 64 ビットの Windows 10 / 11 を想定していますが、動作を確かめているのは Windows 11 です。画面の文字は日本語のみで、ダークモードには対応していません。常駐のメモリは本家よりわずかに多く、作者は「本家より軽い」とは言えないとしています。