「ここ何て言った?」の一文にすぐ戻れる「キキナオ」が便利すぎる
- 公開
- 提供開始 2026-10-15(販売を開始」とあり、v1.0.1提供中)
- 作り手
- アンバーライト合同会社(会社)
- 対応
- Mac
- 言語
- 日本語
- 価格
- 買い切り 3,980円(税別・早期購入価格)。7日間無料体験あり
どんなアプリか
KIKINAO Transcriber は、アンバーライト合同会社が2026年10月15日に一般公開した、Mac向けの文字起こし・聞き直し校正アプリです。録音を文字にするのに加えて、気になる行の音声を聞き直し、その場で修正して記録として保存する作業を支えます。音声認識はMac内で処理します。
文字起こしの結果を読んでいると、聞き間違いかもしれない一文や、確認したい数字に出会います。そのたびに元の音声を開き、該当する場所を探す。KIKINAOは、この「文字になった後にも残る手間」に着目しました。
アンバーライト合同会社、PR TIMES のプレスリリース(2026-10-16)
本文の行を選ぶと、その前後を含む音声を再生できます。直したい語句は本文で選んで右クリックから修正でき、全文の同じ語への適用や、今後の文字起こしに使う補正ルールの登録もできます。固有名詞の認識ヒントも用意されていて、生の文字起こしを残したまま校正後の文章を編集できます。
数字や金額、日時などを含む箇所は「要確認」の候補として一覧に出ます。音声と照合しながら確認済みにして次の未確認行へ移ることができ、複数の行をまとめて確認済みにもできます。誤りを自動で判定する機能ではなく、人が確認するための補助と説明されています。
MP3・M4A・WAV・MP4 などの録音や動画を読み込み、TXT、DOCX、JSON、Markdown、CSV、SRT、VTT で書き出せます。認識は日本語・英語・スペイン語などに対応し、画面表示は日本語です。
プレスリリースによると、開発は専門知識のなかった一人の会社員が、自分の使いたいMacアプリを形にするところから始まり、AIとの対話で機能を具体化し、実際に使って気づいた不便を一つずつ直してきたとのことです。
料金とデータの置き場所
2026-10-17時点で、早期購入価格3,980円(税別)の買い切りです。日本向けの税込目安は4,377円で、確定額は購入画面に出ます。1ライセンスでMac 1台に使え、購入したバージョンは使い続けられます。将来のメジャーアップデートは有料になる場合があります。
無料体験版はGumroadから0円で入手でき、製品版と同じアプリです。無料期間はダウンロード日ではなく初回起動から7日間で、期間が終わっても自動で課金されることはありません。
無料期間が終わると、文字起こし・編集・再生・通常の保存と書き出しは止まります。過去データの閲覧、KIKINAOファイルや文字起こしJSONを開く操作、TXT救済保存は残ります。
文字起こし・校正・再生・書き出しはMacの中で処理されます。インターネット接続が要るのは初回のモデル取得と購入ライセンスの認証で、準備が済めば通常の利用はオフラインでできます。
音声と編集内容は1つの .kikinao ファイルにまとめて保存でき、後日編集を再開したときも同梱の音声を聞き直せます。このファイルは暗号化されないため、保管先や共有先は利用者自身で管理する必要があります。
入れる前に
対象はApple Silicon(M1以降)のMacで、macOS 14以降です。動作確認済みの環境はmacOS 15.7.9で、macOS 14は実機では確かめていないと書かれています。Intel MacとWindowsには対応していません。
Developer ID署名とApple公証はまだ行われていません。初回起動時に警告が出て起動が止まる場合があり、公式サイトに許可の手順が載っています。許可するかどうかは利用者自身で判断し、Mac全体のセキュリティを無効化する必要はないと案内されています。
現行版には自動要約、話者の自動識別、複数の音声ファイルの一括文字起こしはありません。要約したいときは、校正したTXTやJSONを好みのAIに渡す使い方が案内されています。その場合、ファイルはそのサービスへ送られます。
よくある質問では、文字起こしが必ず正確になるわけではなく、数字・金額・日時や固有名詞は原音を聞き直して確かめるよう書かれています。認識精度や処理速度を他製品と比べた試験は行っていないとしています。
Macを買い替えるときの認証解除は問い合わせフォームで受け付けています。返金は購入から7日間(168時間)以内の申し出が対象で、使い勝手が合わない場合も含まれ、理由の記載は任意です。無料体験の7日間とは別の期間です。