ベテランの判断のコツを、録音から若手のスマホへ「ベテランナレッジAI」
- 公開
- 提供開始 2026-10-30(10月内のいつかは不明)
- 作り手
- 株式会社GembaShift(会社)
- 対応
- スマートフォン
- 価格
- 見積もり(ベテラン1名分の無償トライアルあり)
- アカウント・広告
- 要アカウント(Microsoft Entra ID)
どんなアプリか
ベテランナレッジAIは、株式会社GembaShiftが2026年10月に提供を始めた技能伝承のためのAIです。ベテランへの聞き取りや会議の録音から、判断の場面ごとに「どこを見て、どこで判断が分かれるか」をカードにまとめます。若手は現場で困ったときに、そのカードをスマートフォンから開けます。
ベテランナレッジAIは、AIに答えを出させるためではなく、ベテランの見方を若手に渡すために作りました。決めるのは若手自身です。そのほうが、ベテランが現場を離れた後も、自分で判断できる人が育つからです。
黛 政隆 さん(株式会社GembaShift 代表取締役)、PR TIMES のプレスリリース「代表コメント」
ベテラン1人につき1冊の「見立て帳」をつくり、判断が必要になる場面ごとに1枚ずつカードにします。カードには「目の付けどころ(見る順番)」「分かれ道」「ひと声ルール」「本人の言葉と体験談」の4つが入ります。ひと声ルールは、安全・法令・金額など必ず人に確認することです。
ベテラン本人がマニュアルを書き起こす必要はなく、立ち上げのときに30〜60分の聞き取りを2〜3回受けます。録音をもとにGembaShiftがカードの案をまとめ、本人はカードごとに「OK」「直す」「載せない」を選びます。公開した後は、週1回メールで届く「今週のお願い」に答える形で、目安は週15分ほどです。
若手が困りごとをスマホに書くか話すと、合う場面のカードが開き、ベテランが見る順番が「あなたの場合」に当てはめて並びます。自分の見立てを書いてベテランの目の付けどころと見比べたり、昼休みの3分で体験談をもとにした稽古をしたりもできます。
若手に対してAIが受け持つのは「合わせる・当てはめる・見比べる」の3つだけで、結論は出しません。AIがまとめたカードの案は、ベテラン本人がOKするまで若手には見えません。カードに引用する言葉は、原文と一字一句照合したものに限られます。
推進担当の画面では、若手がよく見落とす目の付けどころや、困ったのにカードがない「空白の場面」を、個人を特定しない集計で確かめられます。見立て帳は印刷やPDF向けの文書にも書き出せます。設備保全・製品設計・施工管理・法人営業・介護など、職種ごとによく出る場面の一覧(型紙)が用意されていて、型紙がない職種は汎用の型紙で始められます。
料金とデータの置き場所
料金は、利用の規模と構成を聞いたうえでの見積もりです。導入を決める前に、ベテラン1名分を数週間、無償で試せるトライアルがあります。
トライアルでは、預けた資料や録音をもとにGembaShiftがカードの案をまとめます。ベテラン本人が30分ほどで中身を確かめたうえで、若手の実際の困りごとで試せます。GembaShiftによる聞き取り会、2人目以降のベテラン、若手への公開と運用は本導入で行います。
データは会社ごとに分けて管理し、ログインはMicrosoft Entra IDで行い、操作の記録も残ります。顧客のAzure環境に置く構成も選べます。録音や資料はAIの学習に使われない構成で扱い、録音の原本は文字起こしの後に削除するのが既定です。
入れる前に
手の感覚そのものは残せません。残せるのは、判断の場面で何を見て、どこで判断が分かれるかです。体で覚える技能は、現場での実地の指導と組み合わせるよう案内されています。
合う場面の選び方と「あなたの場合」の1行はAIが作るため、外れることもあると説明されています。そのため結論は出さず、決めるのは若手自身という設計です。
相談した人の名前は、ベテラン本人にも管理者にも表示されません。管理者に見えるのは個人を特定しない集計で、人数の少ない集計も表示されません。
ベテランが退職した後の扱いは、最初に本人と取り交わす同意書で決めます。同意の範囲で退職後も見立て帳を使い続けられ、ベテラン本人はいつでも利用の停止と削除を求められます。本導入では、1人目の見立て帳の公開まで6週以内を目標にしています。