3Dをブラウザにドロップしたら実寸で部屋に出た「torinome Spaces」
- 公開
- 正式公開 2026-04-10
- 作り手
- 株式会社ホロラボ(会社)
- 対応
- Web・Apple Vision Pro
- 価格
- 記載なし
どんなアプリか
torinome Spaces は、Web ブラウザ上で3Dモデルや画像を配置し、XR デバイスですぐに確認するための空間プロトタイピングツールです。ホロラボの XR デジタルツインプラットフォーム「torinome」の新しいアプリケーションで、株式会社乃村工藝社と共同で開発されました。
これまでの torinome は緯度経度にもとづく広い範囲の可視化を得意としてきましたが、torinome Spaces では地理情報の設定が要りません。マーカーで現実の空間と位置を合わせ、任意の場所を原点にしてコンテンツを配置します。3Dデータや画像、動画はブラウザにドラッグ&ドロップすれば反映され、専用アプリを開発する必要はありません。
torinome for AVP(Apple Vision Pro)と組み合わせることで、高精細なパススルーによる「実寸大で見て、動かして、決める」空間検証が可能になります。
株式会社ホロラボ、PR TIMES のプレスリリース(2026-04-10)
背景にあるのは、空間づくりで実物大の模型をつくって確かめる「仮組(かりぐみ)」という工程です。準備期間や場所、製作費がかかり、検証のたびに廃材が出ることが課題とされています。プレスリリースによると、ねらいは仮組を完全に置き換えることではなく、検証の初期・中間段階をデジタルにして、物理的な製作が必要な最終確認に力を集めることです。
乃村工藝社の未来創造研究所 NOMLAB の自主案件で実用性が検証され、家具や展示什器を実寸大で確かめる用途から使われ始めました。プレスリリースでは、現在は空間全体のボリューム検討でも十分な成果が出ているとしています。室内デザインのほか、展示・イベント空間のレイアウトや什器・サイン計画にも使えると説明されています。
同じ分野のアプリ
| 名前 | 型 | 仕掛け | 対応 | 料金 |
|---|---|---|---|---|
| torinome Spaces | 空間プロトタイピング | ブラウザで配置し、マーカーで位置を合わせて XR で実寸確認 | Web + Apple Vision Pro | 記載なし |
| FlexiViewer | 3Dモデルビューワー | 3Dモデルの中に入り込むような体験でプレゼンテーション | visionOS(Apple Vision Pro) | トライアル版(料金未確認) |
| Kadinche Layerd | XRコンテンツ配信・運用 | MRゴーグルやスマホへの配信・編集と運用監視を管理PCから一元化 | 管理PC + MRゴーグル / スマホ | 未確認 |
| Quest ArUco Marker Tracking | マーカー追跡のサンプル | パススルーカメラ API と OpenCV で ArUco マーカーを検出・追跡 | Meta Quest 3/3S(Unity) | 無料(OSS, MIT) |
入れる前に
2026-04-10 のプレスリリースで XR デバイスとして挙げられているのは Apple Vision Pro で、それ以外の XR デバイスへは順次対応するとされています。
今後は torinome Base(3Dマップ)と連携させ、都市スケールから空間スケールまでをつなぐ予定と書かれています。