まだ git worktree add と cd を打ってるの?「Phantom」なら1行

Phantom
Git worktree の作成・移動・削除をブランチ名で扱い、並行開発をしやすくする CLI
GitHub
公開
正式公開 2025-06-01(リポジトリ作成 2025-05-31、紹介記事 2025-06-09)
作り手
phantompane
対応
Linux・Mac
価格
無料(MIT ライセンス)
評価
GitHub のスター 213(2026-10-15)

どんなアプリか

Phantom は、Git worktree の作成と管理をコマンドで行う CLI です。ブランチごとに作業用のディレクトリを分け、複数の作業を同時に進められるようにします。README では、複数のエージェントを使う AI コーディングも含めた並行開発のためのツールだと説明しています。

Git worktrees are powerful but require manual management of paths and branches. Also, navigating between multiple worktrees is cumbersome. Phantom eliminates these problems:

Phantom の README「Why Phantom?」(GitHub)

phantom create feature-awesome を実行すると、.git/phantom/worktrees/ の中に feature-awesome という名前の worktree が作られます。worktree の名前はブランチ名と同じなので、パスを覚えなくてもブランチ名で操作できます。

作った worktree は tmux の新しいペインやウィンドウで開けて、fzf を使って選ぶこともできます。使う AI コーディングツールを一度設定しておけば、どの worktree でもそのまま起動できます。

GitHub のプルリクエストや issue から直接 worktree を作れます。Model Context Protocol(MCP)のサーバーも用意されていて、AI コーディングアシスタントが自分で worktree を作って管理し、複数の機能を並行して開発できるようになっています。

料金とデータの置き場所

Phantom は MIT ライセンスで公開されています。worktree は初期設定ではリポジトリ内の .git/phantom/worktrees に置かれ、置き場所は phantom preferences で変えられます。エディタや AI ツールなどの個人設定は、Git のグローバル設定(global git config)に保存されます。

同じ分野のアプリ

名前型仕掛け対応料金
Phantomworktree 管理 CLIブランチ名で worktree を作成・管理。tmux・fzf・AI ツール起動・MCP サーバーに対応CLI(Linux・macOS)無料(OSS, MIT)
gwqworktree 管理 CLIghq のように worktree の作成・切り替え・削除をファジーファインダーで行うCLI(Go)無料(OSS, Apache-2.0)
wtp(Worktree Plus)worktree 管理 CLIブランチ名からパスを自動生成し、作成時のファイルコピーやコマンド実行を楽にするCLI(Go)無料(OSS, MIT)
git-wtGit サブコマンド`git wt <ブランチ名>` で worktree の作成・切り替えを済ませるCLI(Git サブコマンド)無料(OSS, MIT)
CCManagerエージェントのセッション管理8種の AI コーディングエージェントのセッションを worktree とプロジェクトをまたいで並行管理CLI(TUI)無料(OSS, MIT)

入れる前に

正式に対応しているのは Linux と macOS です。Windows では直接動かせないため、WSL などの Linux 環境から使うよう案内されています。

インストールは Homebrew(推奨)か npm で行います。Homebrew で入れると Fish と Zsh の補完は自動で入りますが、Bash の補完は手作業での設定が必要で、bash-completion v2 が入っていることが前提です。