「@todo(3/15)」と書くだけでリマインダーに入る「Kosshi」が便利すぎる

Kosshi Outliner
Mac・iPhone・iPad で使える、行の階層でメモや文章を組み立てるアウトライナー
App Store公式サイト
公開
正式公開 2026-04-02
作り手
shirokumamake(個人)
対応
Mac・iPhone・iPad
言語
英語・日本語・簡体字中国語・繁体字中国語・韓国語・ドイツ語・フランス語・スペイン語・イタリア語
価格
買い切り ¥2,500(2026年10月19日から ¥2,980)。7日間の無料トライアルあり
アカウント・広告
アカウント不要
評価
App Store 11件・平均4.91(2026-10-11)

どんなアプリか

Kosshi Outliner は、Tab で行を字下げして階層をつくり、メモや文章の構成を組み立てるアウトライナーです。セクションの折りたたみやドラッグでの行の移動ができ、行にズームインするとその行と配下だけが表示されます。

Apple のフレームワークを使ったネイティブアプリで、独自の描画エンジンによってキー入力や行の移動、折りたたみといった繰り返す操作の応答性を保つ設計です。10万行を超えても安定して操作できることを目標にしています。

行の中では太字やリンク、チェックボックス、コードブロック、LaTeX 数式などが Markdown の書式で表示され、記号は編集中だけ見えます。

iPhone の画面。見出しの下に Problem と Proof の階層があり、LaTeX の数式が整形されて表示され、下に方眼の上に手書きしたグラフが入っている
数式や手書きのグラフを入れた「Calculus I — ε–δ Proof」のアウトライン出典:App Store(shirokumamake)

画像はペーストかドラッグで追加してサイズを変えられ、PDF や動画も行の中でプレビューできます。iPad では Apple Pencil で手書きのスケッチを描け、iCloud 同期で Mac や iPhone にも表示されます。

iPhone の画面。地球の断面を手書きで描いたスケッチが箇条書きの間にあり、その下に Crust などの列を持つ表が入っている
手書きの図と表を行の中に入れた「What Is the Mantle?」のアウトライン出典:App Store(shirokumamake)

#タグで分類し、@タグで日付やステータスを付けられます。日付入りの@タグは Apple のリマインダーやカレンダーに同期されます。アウトライン全体を検索して一致箇所をハイライトでき、テキストの置換にも対応しています。

iPhone の画面。上部の検索欄に design と入力され、Portfolio Website のアウトラインの中で design の語が黄色く強調されている
「design」で検索し、一致した箇所がハイライトされた画面出典:App Store(shirokumamake)

作り手は、技術書を書いた経験や、複数のプロジェクトで道具が増え続けた経験からアウトライナーを使うようになり、Mac と iPhone で同じ操作感で使え、データが自分の端末にあるものが見つからなかったため、2022年のはじめに自分で作り始めたと書いています。

チームで使う wiki やタスク管理ツールを置き換えるものではなく、それらと併用する個人の道具です。

作り手、Kosshi 公式サイト「なぜアウトライナーを作ったのか」

使っている人の声

App Store のページに出ているレビュー2件は、どちらも★5です。1件目は、項目の開閉やズームイン・アウト、並び替えのアニメーションと、日本語入力の滑らかさに触れています。2件目は、モバイルではすぐに雑に書いてあとで構造化したいという使い方を挙げ、これまで使ってきた Bike や Workflowy と比べて、iOS 版があることと操作感の良さを書いています。

項目の開閉、ズームイン・アウト、並び替えのアニメーション——どれも触っていて気持ちいい。日本語入力の滑らかさも水準以上。

App Store のレビュー「待ち望んでいたアウトライナーです」(2026-05-05)

すぐに、雑に書いて、あとで構造化する。これができてほしい。

App Store のレビュー「操作感がいい」(2026-05-19)

料金とデータの置き場所

サブスクリプションではなく買い切りで、1回の購入で Mac・iPhone・iPad のすべてで使えます。2026-10-11時点の価格は ¥2,500 で、2026年10月19日から ¥2,980 になります。7日間の無料トライアルがあります。

データは端末にローカル保存されます。端末間の同期には Apple の iCloud(CloudKit)を使い、同期データは使う人の iCloud アカウントに保存されます。開発者のサーバーにデータが渡ることはないと説明されています。

Markdown・OPML・テキスト形式で書き出せ、日次の自動バックアップから過去のアウトラインを復元できます。

これまでの更新

App Store での初回公開は2026-04-02です。2026-05-18の 1.10.0 で、英語に加えて日本語など8言語に対応しました。2026-06-30の 1.13.0 ではキーボードショートカットを自分で調整できるようになり、2026-08-14の 1.17.0 では各行にノートを付けられるようになりました。

2026-08-21の 1.18.0 で iPad と Mac の分割表示と Markdown テーブル、2026-08-31の 1.19.0 で AND・OR・NOT を組み合わせた検索に対応しました。2026-10-04の 1.21.0 では、削除した行を「最近削除した項目」に30日間残して復元できるようになり、画面の構成を Workspace として保存・切り替えできるようになりました。

入れる前に

複数の端末で使う場合、1.21 以降ではすべての端末を更新するよう案内されています。古い版では削除した行が通常の行に見え、その行への編集が30日後の完全削除で失われる場合があります。なお Workspace は端末ごとの保存で、iCloud では同期されません。

2026-09-29の 1.20.0 からは日付の入力順が地域の形式に合わせて選ばれ、「@tag(9/12)」のような日付の解釈が変わる場合があります。また全角の「#」はタグとして認識されず、半角の「#」を使います。

検索のキー操作は、2026-08-21の 1.18.0 の更新履歴に、⌘F がフィルター、⌘⌥F が検索を開くように修正したとあります。

機能のリクエストや不具合の連絡は、公式サイトの問い合わせフォームか X の @shirokumamake で受け付けています。公式サイトにはフォーラムもあります。