重い刷本の紙さばき、まだ人の腕でやってるの?「Kamisa」
- 公開
- 正式公開 2025-07-01
- 作り手
- 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社(会社)
- 対応
- ハードウェア(産業用ロボットシステム)
- 価格
- 記載なし
どんなアプリか
Revoria Kamisa PH12 は、富士フイルムビジネスイノベーションが2025年7月1日発売と発表した、印刷会社向けの紙さばきロボットシステムです。印刷後から用紙断裁までの工程で、大判で重さのある刷本の束をさばく作業を自動化します。
紙さばきは、断裁に入る前に刷本の束を何回かに分けて持ち上げ、用紙の間に風を入れてから紙揃え機で揃える作業です。プレスリリースによると、人の手で行う場合は熟練の技術が求められ、体への負荷も高い作業とされています。
システムは、動きを自律制御するロボットアーム、紙の種類やサイズに合わせてつかむ力を変えるロボットハンド、周辺機器で構成されます。昇降機に載った刷本をハンドでつかみ、さばきながら紙揃え機へ直接運びます。
ロボットコントローラが左右のアームとハンドを制御し、双腕が協調して動くことで、たわむ大判用紙も持ち上げて次の工程に渡します。ハンドの先にはイオナイザーが付いていて、8つのエアノズルから用紙の間に風を送り、静電気を取り除きます。3Dセンサーで用紙表面の凹凸や波形も読み取ります。
扱える用紙サイズは B2 から菊全(636 × 939 mm)までです。ロボットコントローラは産業用ロボットの安全規格 ISO10218 と JIS B8433 を取得しています。
同じ分野のアプリ
| 名前 | 型 | 仕掛け | 対応 | 料金 |
|---|---|---|---|---|
| Revoria Kamisa PH12 | ロボットシステム | 双腕アームとつかむ力を調整するハンドで、刷本の紙さばきから紙揃え機への受け渡しまでを自動化 | ハードウェア | 記載なし |
| minite(ミニテ) | ロボットシステム | 冷凍食品をフライヤーへ整列・計数して投入する作業を自動化 | ハードウェア | 800万円(税別、設置費別) |
| Ultra Phasys(ウルトラ・ファシス) | ハードウェア(RIEDL Phasysのオプション) | 3Dビジョンで箱の歪みや反射を認識し、把持を自律調整する自動入庫 | ハードウェア | 未確認 |
| 「力触覚制御」搭載ロボットのレンタルサービス | レンタル | 協働ロボットの遠隔化・自動化ユニット「URH」を最短1か月から月額で借りられる | ハードウェア(レンタル) | 最短1か月からの月額制(金額未確認) |
入れる前に
昇降機や紙揃え機などの周辺機器と組み合わせるには、システムインテグレーションが別に必要です。セーフティースキャナなどの安全センサーとは連動できますが、センサーは別売りです。
導入する事業者は、リスクアセスメントを行い、安全作業規定と安全管理体制をつくる必要があります。リスクアセスメントの支援は、同社の営業担当が相談を受けています。ロボットを操作・管理する人は、操作と保守の教育を受ける必要があります。
プレスリリース(2025年4月16日)の時点で、欧州・北米・アジアパシフィック地域での発売も予定されています。