「Rectoly」でMendeleyの論文がまたiPadで読めるようになった
- 公開
- 正式公開 2026-08-31
- 作り手
- Rectoly(個人)
- 対応
- iOS(iPhone・iPad)・Android・Mac・Windows・Linux
- 言語
- 日本語・英語・中国語(簡体字)・中国語(繁体字)・韓国語・ドイツ語・フランス語・スペイン語・イタリア語・ポルトガル語(ブラジル)・オランダ語・スウェーデン語・デンマーク語・ノルウェー語・ポーランド語・ロシア語・トルコ語・インドネシア語・ヒンディー語・アラビア語
- 価格
- ダウンロード無料・14日間は全機能を無料で試せる。その後 $49.99 の買い切り(1回の購入で iPad・iPhone・Android・Mac・Windows・Linux)
- アカウント・広告
- Mendeley 連携は要アカウント(Mendeley)
どんなアプリか
Rectoly for Mendeley は、Mendeley アカウントでサインインしてライブラリの論文を開き、ハイライトや注釈、Apple Pencil での手書きができる独立系のリーダーです。公式サイトでは iPad・iPhone・Android・Mac・Windows・Linux で動くと案内されています。
公式サイトのよくある質問によると、Mendeley の iPad アプリは公式には無く、Elsevier は2021年3月15日にモバイルアプリを終了して、後継を出していません。
RectolyはMendeleyユーザーのために作られた、研究特化型PDFリーダーです。文献管理はそのままMendeleyで。
Rectoly、App Store の説明
中心にあるのは読書モード(リーディングモード)です。学術論文の2段組を1カラムのテキストに組み直し、その画面のままハイライト・下線・付箋・手書きを書き込めます。手書きは文字サイズに合わせて拡大縮小されます。

ハイライトとテキストメモは PDF に保存されて Mendeley に書き戻されるため、パソコンの Mendeley Reference Manager にも表示されます。

読むこと以外の道具もあります。気になった一節を出典つきで「研究テーマ」に送ったり、ライブラリ全体の注釈・本文・手書きをまとめて検索したり、図を PNG、表を CSV に書き出したりできます。
料金とデータの置き場所
ダウンロードは無料で、14日間はすべての機能を無料で使えます。その後は49.99ドルの買い切りで、サブスクリプションはありません。1回の購入で iPad・iPhone・Android・Mac・Windows・Linux を使えます。
トライアルを始めなくても最初の論文は開けて、サンプルライブラリの論文はすべて無料で試せます。ダウンロード済みの論文は、試用期間が終わっても読めます。
ダウンロード済みの PDF と注釈は端末に保存され、オフラインでも読んで書き込めます。変更は次にオンラインになったときに Mendeley へ送られます。

手書きは Rectoly のファイルとして Mendeley の論文に添付され、iCloud にもバックアップされて、復元できる版履歴が残ります。JSON で書き出すこともできます。
iPadOS 27 以降では手書きの文字を読み取って検索できます。読み取りは端末の中で行われ、内容が外に出ることはないと説明されています。
これまでの更新
App Store での初回公開は2026-08-31です。2026-09-01の2.0.0で読書モード(リーディングモード)が入りました。
2026-09-06の2.2.0で、リーディングモードと2画面表示が14日間の無料トライアルと買い切りの Rectoly Pro の対象になりました。2026-09-16の3.0.0では、iPadOS 27 以降で、Apple Pencil で論文に書いた文字を端末の中で読み取り、検索できるようになりました。
2026-09-24の4.0.0は、作り手が「これまでで一番大きな更新」とする版で、研究テーマや論文を横断する検索が加わりました。2026-09-26の4.0.1では Windows と Mac のパソコン版が案内され、「アカウントなしで始める」も選べるようになりました。
2026-10-06時点の最新版は2026-09-30の4.3.0です。段落の中の数式を PDF から切り出して行内に表示するようになり、設定の「パソコン版」に Linux が加わりました。
入れる前に
Rectoly は独立した開発者のアプリで、Mendeley Ltd. や Elsevier との提携・承認・後援関係はありません。利用には Mendeley アカウントが必要です。なお、サインインしていなくても端末の中の PDF は開けます。
手書きは Mendeley に添付されますが、Mendeley 自体はそれを描画しません。表示されるのは、ほかの端末の Rectoly の上です。
公式サイトは、Rectoly はバックアップサービスではなくデータの保全を保証しないとし、重要なデータはデスクトップ版や外部ストレージなどにバックアップを取るよう求めています。
動作環境は、iOS が17.6以上、Mac 版が macOS 14.6 以降(Apple シリコン・Intel)、Android 版が Android 9 以降(64ビット)です。Android 版は公式サイトからダウンロードします。