斜面の下刈り、もう登らなくていい。「M3」は手元の画面を見て刈る

mapry M3
林業の下刈りや農地の除草を遠隔操作で行う、軽トラで運べる小型電動クローラー
公式サイト
公開
予約開始 2026-10-20(価格・試用期間は問い合わせ制)
作り手
株式会社マプリィ(会社)
対応
ハードウェア(電動クローラー)
価格
試用販売価格は問い合わせ(数量限定)

どんなアプリか

mapry M3 は、兵庫県丹波市の株式会社マプリィが作る小型の電動クローラーです。林業や農業の現場の草刈り・下刈り作業で、労働環境を良くし手間を減らすことを目的にしています。軽トラに積んで現場へ持ち込める大きさと重さです。

慢性的な人手不足や、危険を伴う斜面での重労働(下刈り・除草作業など)といった現場の課題を解決するため開発されたのが、小型電動クローラー「mapry M3」です。

株式会社マプリィ、PR TIMES のプレスリリース(2026-10-20)

草刈りユニット(ハンマーナイフ)を付けると、機体カメラの映像を手元のモニターで見ながら、遠隔操作で草を刈れます。人が危険な傾斜地に入らずに作業できるのが狙いです。操作にはプロポ(コントローラー)を使い、アタッチメントを付け替えて用途を変えられます。

LiDAR(LA03-1 など)を載せれば、走りながら現場の3D点群データや資源量を計測できます。森林調査やインフラ管理での使い方が示されています。

2026-10-20時点のスペックでは、走れる傾斜は最大40度、連続稼働時間は通常運転で8時間、草刈り運転で1時間です。充電は家庭用コンセント(AC100V)でできます。草刈り機の刈幅は650mm、刈高は20〜80mmです。

大きさは草刈り機なしで W1100×D1200×H630mm・約300kg、草刈り機ありで W1100×D1650×H630mm・約360kg です。軽トラやバンに積めます。

料金とデータの置き場所

台数と期間を限って、このプログラム専用の試用販売価格で提供されます。価格は公開されておらず、問い合わせで確かめる形です。

試用販売では、月1回以上機体を Wi-Fi などにつなぐと、走行データがマプリィへ自動で送られます。現場で送信の操作をする必要はありません。送られたデータは、AI による自律走行機能の向上など製品の改良に使われます。

これまでの更新

2026-04-20に、マプリィが森林向けの自律型電動クローラーとして mapry M3 を発表しました。2026-10-20には、数量限定の試用販売の受付が始まりました。

今後の予定として、搭載カメラで周りを認識し、立木や障害物をよけながら走る「環境認識による自律走行」機能を年内のバージョンアップで加えるとしています。資材などを運ぶための運搬用アタッチメントも開発する予定です。

入れる前に

試用販売は、実際の現場で機体を使い、製品を良くするための走行データなどを提供することが前提です。月1回以上のデータ送信に加え、年4回ほど使い方についての報告(アンケートなど)への協力も求められます。

試用期間中は、電話・メール・オンライン会議での操作案内と問い合わせ対応、通信でのソフトウェアの自動更新、不具合の調査と修理(現地への出張修理を含む)が受けられます。

試用期間の長さは問い合わせで確かめる形です。期間が終わると、その時点の最新仕様に合わせて、ソフトウェアの更新・部品やユニットの交換・機体の交換のいずれか(または組み合わせ)が行われます。新品の機体に替わるとは限らないと書かれています。スペックや外観は変わる場合があるとも記されています。

申し込みは林業、農業、建設土木、インフラ管理などの事業者が対象です。デモ走行の希望もいつでも受け付けています。