AIが書いたコードの理由、6週間後に言えますか。意図をgitに残す「Intent CLI」

Intent CLI(intent-system)
AI コーディングの「なぜ・何を作るか」を git に残し、エージェントに次の手順を答える CLI
GitHub公式サイト
公開
正式公開 2026-05-29(OSS 公開)
作り手
J-Tech Japan(会社)
対応
Mac(CLI)・Linux(CLI)・Windows(CLI)
言語
英語・日本語
価格
無料(Apache-2.0 ライセンス)。導入の相談は有料のコンサルティングあり
評価
GitHub のスター 107(2026-10-10)

どんなアプリか

Intent CLI は、AI のコーディングエージェントと開発するときに「なぜ作るか・何を実現するか」という意図を記録して管理するコマンドラインのツールです。対応するエージェントとして Claude Code、Codex、Cursor、Copilot、OpenCode が挙げられています。

意図は git の中に小さなファイルとして置かれ、そこから GitHub の issue が作られます。新しいセッションや新しく加わったメンバーは、誰かのチャットの履歴ではなく、記録された意図から作業を始めます。

このツール自身はエージェントを起動しません。エージェントのほうが次に何をすべきかを Intent CLI に尋ね、Intent CLI が具体的な手順を答えて、起きたことを git と GitHub に記録するという分担です。

変更は、そのコードを書いていないレビュー役に回る流れです。一人で使う場合は毎回新しいサブエージェントがレビューし、Claude が書いたものを Codex がレビューするように、別のランタイムによるレビューを承認の条件にすることもできます。

意図は一覧ではなくツリーで持ち、Purpose / User Context / Means に分けて整理します。プロダクトの体験と技術の意図を同じツリーに置き、一つの変更を両方の側から同時に縛る考え方です。

Existing solutions — Spec-Kit, Tessl, Augment Intent — solve real problems at the spec layer, but treat intent as a single document or schema. So we built Intent-System, which sits at the IDD layer with a structured intent tree and a deliberate position: Intent-as-source.

J-Tech Japan、公式サイト「About」

作り手は Intent CLI の開発にも Intent CLI を使っており、リポジトリの各プルリクエストのレビュー記録を公開していると書いています。

料金とデータの置き場所

Intent CLI は Apache-2.0 ライセンスのオープンソースで、無料で使えます。サーバーは使わず、意図は git の中のファイルとして保存されます。

ちょっとした質問には J-Tech Japan の OSS Discord で無料で答えています。チームへの導入の手伝い(ペアプログラミングや Intent Storming の進行など)は、J-Tech Japan の有料のコンサルティングです。

入れる前に

インストールには .NET 10 SDK を使います。.NET SDK が無い場合は、npm から同じリリースのバイナリを入れられます。

作り手は、使い捨てのスクリプトや試作には大げさすぎると明記しています。一方で、長く保守するコードなら一人の開発者にも得るものがあるとしています。

使い方は、一つの会話がサブエージェントのレビュー役を立ち上げる一人体制(solo-conductor)と、設計・進行・実装・レビューを分ける複数席の four-thread model があります。どちらの形を主とするわけでもないと書かれています。

ドキュメントは英語と日本語で用意されています。不具合の報告や機能の要望は Discord ではなく GitHub の issue で受け付けています。