「Takumi」に頼んだら数十万行のコードチェックが20分ほどで終わった

Takumi byGMO
ソースコードの脆弱性を調べ、修正のPull Requestまで作るセキュリティ診断AIエージェント
公式サイト
公開
正式公開 2025-03-24
作り手
GMO Flatt Security株式会社(会社)
対応
Slack(連携)
言語
日本語
価格
基本料金 月額70,000円(税抜)+利用枠を超えた分の従量課金

どんなアプリか

Takumi は GMO Flatt Security が開発したAIエージェントで、脆弱性診断をはじめとする開発中のセキュリティ業務を受け持ちます。Slack のワークスペースに追加すると、同僚のセキュリティエンジニアに頼むように、実装や設計のセキュリティレビューを依頼できます。細かなやり取りをしなくても、数分から数十分かけて自分で調べ進めます。

ソースコードを読んで診断し、アプリケーションの仕様やビジネスロジックを踏まえて、その実装に特有のリスクを見つけます。GitHub や Shisho Cloud byGMO で起きた変化も読み取り、リスクがあると判断すれば、頼まれなくても Slack で報告します。

現在の公式サイトでは、機能が脆弱性への対応と開発時のマルウェア対策の二つに分かれています。脆弱性への対応では、AI-SAST / AI-DAST による診断、ユニットテストやレポートを添えた修正の Pull Request、AIペネトレーションテストがあります。マルウェア対策では、悪性パッケージをインストール前に止める Takumi Guard、CI/CD の操作や通信のログを記録する Takumi Runner、β版の Takumi Images があります。

公式サイトでは、診断の速度を毎回数時間から1日程度としています。リリース時の発表では、提供元が Takumi を使って見つけて報告した Vim の脆弱性が公開されていて、10日間の実証実験では0-day脆弱性を10件見つけたとしています。

AIが瞬時にコードを生み出す時代。 そのスピードに、セキュリティ診断は追いつけるでしょうか。 私たちはこの課題に、自らセキュリティ診断AIエージェントを開発することで応えています。

GMO Flatt Security 公式サイト「AIをつくり、AIと共に守る 専門家集団」

使っている人の声

公式サイトの「Takumiを活用する皆様の声」には、日本経済新聞社、フリー、ファインディの担当者の声が載っています。日本経済新聞社の担当者は、認証・権限・アクセス制御の問題を見つけられる点を挙げています。フリーの担当者は、社内で作った診断エージェントと Takumi を併用していると書いています。

Takumiを活用することで、定期的に自動検知する仕組みを回せるようになり、開発スピードとセキュリティの安心感の両立につながっていると感じています。

安達 涼さん(ファインディ株式会社)、Takumi 公式サイト「Takumiを活用する皆様の声」

2025-03-24のリリースの発表には、無料の試用版を使ったエンジニアからのコメントも載っています。

簡単な指示を与えるだけで、数十万行を超えるコードベースのチェックを20分程度で完了できるのは革新的です。

中川 岳さん(株式会社PKSHA Communication)、プレスリリース(PR TIMES、2025-03-24)

料金とデータの置き場所

料金は、月額70,000円(税抜)の基本料金に、利用枠を超えた分の従量課金を足す形です。基本料金には、脆弱性診断・自動修正・AIペネトレーションテストの3機能で使える250クレジット、Takumi Guard の15ユーザー分、Takumi Runner の Hosted Runner と cicd-sensor 連携それぞれ月3,000分が含まれます。β版の Takumi Images は追加費用なしです。

利用枠を超えたぶんは、診断機能が280円/クレジット、Guard が500円/月・ユーザー、Runner は Hosted Runner が1円/分、cicd-sensor 連携が0.5円/分です。

データは原則として日本国内で処理され、LLM の学習には使われないと公式サイトに書かれています。ただし、診断AI機能での LLM の推論はこの対象から外れます。推論まで国内で済ませたい場合は、別料金のオプションがあります。

これまでの更新

2025-03-24に、セキュリティ診断AIエージェントとしてリリースされました。同じ日に一般向けの事前登録の受付が始まり、利用開始は2025-04-07以降と案内されました。当時の料金は月額70,000円(税抜)で、月の利用量の上限を超えるぶんは追加費用で使える形でした。

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入れる前に

Takumi は脆弱性診断ツール「Shisho Cloud byGMO」の新機能として提供されています。ただ、料金は Shisho Cloud の既存の料金体系とは別に決まっていて、Takumi 単体で使うこともできます。

提供元は、Takumi の運用体制を含む事業で ISMS 認証を取っています。Takumi そのものも、Takumi と提供元の専門家が定期的に診断しているとしています。