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AIが書いた資料、「ファクトチェックAI」に貼ったら根拠の出典まで出てきた

ファクトチェックAI
文章の中の事実の主張を取り出し、法令や統計などの一次情報と照合して出典を示すアプリ
App StoreGoogle Play公式サイト
公開
β公開 2026-10-06(2026年9月に先行公開済み)
作り手
ワイズ合同会社(会社)
対応
iOS(iPhone / iPad)・Android
価格
無料で始められる(初回3クレジット)。クレジットパック 500円〜2,000円(税込)
アカウント・広告
要アカウント(Apple または Google)

どんなアプリか

SNS の投稿や記事、自分で書いた文章、AI で作った資料などを貼り付けると、その中にある事実の主張を「論点」として取り出し、資料と照らし合わせるアプリです。意見や評価、将来の予測は、事実確認の対象外として分けられます。

「検証したい文章を貼り付け」と書かれた入力欄と、その下の「ファクトチェック実行」ボタン
検証したい文章を貼り付ける入力画面。右上に残りのクレジット数、右下に文字数(0/600字)が表示されています出典:App Store(ワイズ合同会社)

照合では、法令・条例、国会会議録、閣議決定、政府統計、判例、学術論文などの一次情報を優先し、必要に応じて報道などの二次情報も参照します。

結果は「資料と一致」「おおむね一致」「資料と一致せず」「資料・見解が分かれる」「裏付け確認できず」の5種類のラベルで示されます。これは「正しい/誤り」ではなく、主張と資料の関係を表すものです。

資料と一致1、おおむね一致13、資料と一致せず0、見解が分かれる0、裏付け確認できず2、対象外9の件数タイルが表示された検証結果画面
結果画面の冒頭。「25の論点をファクトチェックしました」として、ラベルごとの件数がタイルで表示されています出典:App Store(ワイズ合同会社)

論点ごとに根拠の説明と出典へのリンクが付きます。出典番号をタップすると発行元と時点を確かめてから資料を開け、対応しているブラウザでは根拠の箇所が強調表示されます。

論点の解説の下に、[E16] 一次情報 kantei.go.jp(令和8年7月17日)と「この資料を開く」ボタンが出ている画面
出典番号 [E16] をタップしたところ。一次情報であることと発行元(kantei.go.jp)、時点が表示され、「この資料を開く」から資料へ進めます出典:App Store(ワイズ合同会社)

検証の仕組みは、生成 AI による理解・推論と、ルールに基づくコードによる検証・制御を交互に重ねるもので、作り手はこれを「ミルフィーユAI方式」と呼んでいます。根拠が十分に確認できない場合は結論を出さず、調べた範囲とともに「裏付け確認できず」と示します。

AI自身に真偽の判断を委ねるのではなく、「何を根拠に、どこまで確認できたか」を、出典へのリンクとともに示すのが特長です。

ワイズ合同会社、PR TIMES のプレスリリース(2026-10-06)

最大4万字まで貼り付けられ、1回の文字数を超える部分は文の切れ目で区切って冒頭から順に確認します。続けるかどうかは区切りごとに選べ、全体のうち何文字まで確認したかが表示されます。

料金とデータの置き場所

アプリは無料で入れられ、はじめての人は3回分(3クレジット)を無料で使えます。無料分に有効期限はありません。

その後はアプリ内課金でクレジットを買います。スターターパックが6クレジット500円、スタンダードパックが12クレジット1,000円、バリューパックが28クレジット2,000円(いずれも税込)で、購入したクレジットは購入日から6か月有効です。

通常は1回の確認で1クレジットで、論点が多い文章は2〜3クレジットになることがあります(2026-10-06時点で論点14件ごとに1クレジット)。1回に検証できる文字数は400字で、購入したクレジットの残高があれば600字、バリューパックの残高があれば800字になります。

貼り付けた文章は確認の処理のために送信されますが、処理の完了後に全文は保存されません。これまでに確認した文章の履歴は、入力した端末の中に保存されます。

これまでの更新

2026-09-14 に App Store で公開されました。2026-09-19 の 1.1.0 で、確認の完了を通知で知らせる機能が加わり、検証中にアプリを開いたまま待つ必要がなくなりました。

2026-09-23 の 1.3.0 で結果カードが一新され、冒頭に集計タイルが付きました。2026-09-28 の 1.3.1 では、長い文章を区切りごとに分けて検証できるようになりました。

2026-10-03 の 1.3.3 では、Web 検索だけで調べて裏付けが見つからなかった論点を二次情報の欄に表示するよう改め、大学のサイトに掲載されたコラムなどは二次情報として扱うよう区分を見直しました。

2026年9月の先行公開を経て、照合の対象となる一次情報を広げ、2026-10-06 に正式ローンチが発表されました。

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入れる前に

意見や評価の正しさは判定しません。裏付けが見つからない場合も「事実ではない」とは断定せず、調べた範囲と確認できなかったことを示します。医療・法律・金融などの内容には、専門家への相談をすすめる注記が添えられます。

ここでいう「一次情報」は情報源の区分を示すもので、その内容が常に正確であることを意味するものではない、と作り手は断っています。

確認にかかる時間の目安はおよそ1〜4分です。アプリを閉じても確認は続き、通知を許可していれば完了時に知らされます。

2026-10-06時点では iOS と Android のアプリで、ブラウザから使える Web 版は準備中です。民間のサービスで、政府機関ではありません。確認結果や出典への指摘は support@ysllc.net で受け付けています。