号 > AI

モック開発30時間が30分に ソフトバンクが語る「AGENTIC STAR」

AGENTIC STAR(エージェンティック・スター)
業務のゴールを伝えると、AIが手順を組み立てて作業を進める法人向けAIエージェント基盤
公式サイト
公開
提供開始 2025-12-11
作り手
ソフトバンク(会社)
対応
Web・CLI
価格
非公開(20ユーザーから契約)

どんなアプリか

ソフトバンクが企業向けに提供するAIエージェントのプラットフォームです。2025年12月11日に提供が始まりました。従来のAIチャットのように質問に答えるのではなく、業務のゴールを伝えると、AIが必要な手順を組み立てて作業を自律的に進めます。

AGENTIC STARはユーザーが設定したゴールから、自ら考え、プランニング・判断・行動する次世代型AIプラットフォームです。

ソフトバンク、AGENTIC STAR 公式サイト

2025年12月の報道時点で、文書作成、表計算、プレゼン資料、画像生成、動画生成、コード作成など80種類以上のツールを備え、AIが指示の内容に応じてツールを選んで組み合わせます。発表会のデモでは、「営業案件の分析ダッシュボードを作って」という指示から、約15分でダッシュボードが完成する様子が紹介されました。

公式サイトでは使い道として、提案シナリオと提案書の作成、要件定義書の作成、画像や動画、アプリケーションなどの作成を挙げています。AIは実行した内容をレポート形式で報告します。

AIの処理はチャットごとに独立した専用環境で動き、他のシステムやデータに影響を与えず、権限のないサービスへのアクセスも防ぐ設計です。管理者はアクセス制御やログ管理を行えます。公式サイトには、ガードレールの設定や監査ログの取得、ユーザー登録の承認管理も挙がっています。

過去のやりとりや社内資料を企業ごとの長期記憶として蓄積し、使い込むほど部門や担当者の傾向を踏まえた提案ができるようになるといいます。外部システムとつなぐ規格のMCPにも対応し、公式サイトではSonarQube、Canva、Boxとの連携を紹介しています。

提供の形は4種類です。ブラウザやCLIから使う「SaaSモデル」、社内インフラ上に構築する「カスタマイズモデル」、既存システムとAPIやMCPでつなぐ「外部接続モデル」、実行環境やSDKを提供する「開発基盤提供モデル」があります。2025年12月の報道時点では、外部接続モデルと開発基盤提供モデルは2026年3月の提供開始予定とされていました。

ソフトバンク社内では営業部門や開発部門で先行導入されており、2025年12月の報道時点で500人超の社員が日常的に使っています。開発業務では、エラー修正などで90%の工数削減につながった例もあるとされています。

料金とデータの置き場所

価格は公開されていません。20ユーザーから契約でき、中小企業でも導入しやすい価格帯だと説明されています。報道関係者向けの説明会では、競合製品と比べて「かなり低価格で提供できるよう準備している」と話しています。見積もりは公式サイトの問い合わせ窓口で受け付けています。