「natural-japanese」を入れたら、AIの文章から「重要なのは」が外れた
- 公開
- 正式公開 2026-07-12
- 作り手
- coji(個人)
- 対応
- Claude Code・Cursor・ChatGPT・Codex
- 言語
- 日本語
- 価格
- 無料(MIT ライセンス)
- 評価
- GitHub のスター 1,891(2026-10-09)
どんなアプリか
natural-japanese は、AI エージェントに組み込んで使う Agent Skill です。議事録・調査レポート・社内ガイド・企画書・ブログ記事などを対象に、文章を書くことと直すことを支えます。
書き上がった文章からAI臭を抜くのは、料理のあとから塩を抜くような難しさがあります。AI自身に「もっと自然にして」と頼んでも、自分の手癖を認識できないため、別の定型句に置き換わるだけになりがちです。
coji さん、GitHub の README「設計の考え方」
そのため、書く前に見出しの骨組み(スケルトン)を固め、「12箇条の文体憲法」を制約として当てはめます。「結論から書く」「同じ型を繰り返さない」といったルールで、最初から歪みの少ない文章を出させる考え方です。
それでも混ざる手癖は、形態素解析の sudachipy を使ったスクリプト lint.py が、紋切り型のフレーズ、単調な文のリズム、英語の直訳調として洗い出します。ただし指摘を一括で置き換えることはせず、何を直し何を残すかは人間かエージェントが判断します。
README の例では、「重要なのは」「このように」「と言えるだろう」といった定型句を外し、結論を急いで押し付ける書き方を、実感と留保のある表現に変えています。
導入すると、普段の依頼の中で自動的に呼び出されます。エージェントは指摘を仕分けし、「6軸推敲ルーブリック(脱AI臭・情報密度・体温など)」の合格基準に届くまで推敲を繰り返します。文書を書き換えずに自然度を0〜100で測る診断コマンドもあります。
料金とデータの置き場所
GitHub で MIT ライセンスのもと公開されています。
同じ分野のアプリ
| 名前 | 型 | 仕掛け | 対応 | 料金 |
|---|---|---|---|---|
| natural-japanese | 執筆・推敲スキル | 書く前に文体憲法で縛り、残った手癖を形態素解析で検出 | Claude Code / Cursor / ChatGPT / Codex | 無料(MIT) |
| stop-ai-slop-jp | 推敲スキル | 日本語の文章から「AI 臭」を取り除く | Claude(Skill) | 無料(MIT) |
| japanese-tech-writing | 執筆スキル | 技術書出版社の編集者が書いた、日本語の技術文書向けのスキル定義 | Claude Code などのエージェントスキル | 無料 |
| minorun-marp-skill | スライド作成スキル | Marp の登壇スライドの型をスキルと検査スクリプトにまとめたもの | Claude Code 等(Marp) | 無料(Apache-2.0) |
入れる前に
入れ方は4通りあります。推奨は npx skills add で、Claude Code などのエージェント設定ディレクトリに入ります。Cursor・ChatGPT・Codex などでは npx openskills install を使い、AGENTS.md を経由して呼び出します。ほかに Claude Code のプラグインとして入れる方法と、Releases からファイルを取ってきて手で置く方法があります。
検査スクリプトはスキルを通さずに単体でも動かせますが、その場合は uv が必要です。依存関係は uv run が実行時に自動で解決します。
語順や読点の位置のように「そもそも読みにくい」ところは機械では判定しにくいと、作り手は180本超の比較分析をもとに書いています。こうした箇所は、ルールカタログに沿った目視レビューと、補助の読解負荷チェックを組み合わせて直す方針です。