「レックスメンター」に書面を見せたら、答えでなく問いが返ってきた
- 公開
- 正式公開 2026-07-01
- 作り手
- 株式会社tripqot(会社)
- 対応
- Web
- 言語
- 日本語
- 価格
- ローンチ記念として当面の間、全機能無料(2026-07-01 発表時点)
- アカウント・広告
- 要アカウント
どんなアプリか
LexMentor は、司法修習生、新人弁護士、独立開業直後の弁護士に向けた伴走型の OJT シミュレーターです。株式会社tripqot が 2026年7月1日に正式ローンチしました。作業を代わりに片づけるのではなく、新人の思考力を育てることを目的にしています。
業務が効率化される一方で、「AIが正解を出してしまうため、若手が自力で思考し、失敗から学ぶプロセスが断絶する」という、深刻な「OJTのジレンマ」が生じています。
株式会社tripqot、PR TIMES のプレスリリース(2026-07-01)
準備書面のドラフトや事案を入力しても、AI はすぐに修正案を示しません。指導担当の弁護士のように、要件事実や予想される再抗弁について段階的に問いかけ、使う人自身に考えさせます。
2026年5月から弁護士に利用が義務づけられた裁判書類の電子提出システム「mints」について、手順を模した練習環境があります。架空の事件データで、書面のアップロードから申立情報の入力までを試せます。A4 サイズやファイル名、パスワード保護、PDF メタデータなどのチェックはシステム側で自動で行います。
対話の履歴や添削の結果から、要件事実・証拠評価・論理構成・法解釈・手続実務の5つの観点で力を数値にしてダッシュボードに表示し、スコアに応じて問いかけの難しさを変えます。独立直後の弁護士向けには、管轄違いや時効の徒過、当事者適格などを重点的に確かめる「バーチャル・シニアパートナーモード」もあります。
料金とデータの置き場所
ローンチ記念として、当面の間は全機能が無料です。対象はソクラテス型の対話、mints シミュレーター、ダッシュボードなどの全機能で、事前の申し込みは要らず、公式サイトでアカウントを登録すると使い始められます。
入力した内容は外部の LLM に送られますが、送信前に固有名詞を自動で仮名化するとしています。データベースでは利用者(テナント)ごとにデータを隔離しています。
同じ分野のアプリ
| 名前 | 型 | 仕掛け | 対応 | 料金 |
|---|---|---|---|---|
| LexMentor | 教育・OJT | 答えを出さずに問いかけ、mints の模擬提出も練習できる | Web | 当面の間、全機能無料 |
| Lawsy | 法令リサーチ | 日本の法令に特化した Deep Research ツール | OSS(Web アプリ) | 無料(OSS) |
| LegalAgent 法務アウトソーシング・M&A対応 | 法務アウトソーシング | 弁護士とAIエージェントが Slack・Teams に常駐して契約審査や法務相談を請け負う | Slack・Teams常駐 | 固定価格の従量課金(金額は未確認) |
| gitlaw-jp | 法令データ | e-Gov 法令データの改正履歴を Git で追えるようにする | Git リポジトリ | 無料 |
入れる前に
法令検索で正式に対応しているのは、2026-07-01 の発表時点で民法・会社法・刑法・借地借家法・個人情報保護法の5法令です。家事事件・労働事件・知的財産などへの拡張は今後の予定とされています。
AI が行うのは問いかけと添削の指摘までで、最終的な承認とダウンロードには有資格の弁護士本人による同意チェックが必須です。AI が引用した法令は、e-Gov 法令API と照合して実在を確かめる仕組みになっています。