「Application Transform」を入れたら設計書づくりが約1/30の時間に

Fujitsu Application Transform powered by Fujitsu Kozuchi
COBOLなどのソースコードを生成AIで解析し、既存システムの設計書を自動で作るサービス
プレスリリース
公開
提供開始 2026-03-30
作り手
富士通株式会社(会社)
対応
SaaS
言語
COBOL
価格
記載なし

どんなアプリか

富士通が2026年3月30日に日本国内で提供を始めたSaaSです。古い基幹システムに含まれるCOBOLなどのソースコードを生成AIで解析し、そのシステムの中身をつかむための設計書を自動で作ります。

このサービスが向けられているのは、長く運用するうちに設計書が更新されなくなり、システムの全体像や細かい仕様がわからなくなった場合です。発表では、メインフレームで約40年のあいだに書き方の違う大量のCOBOLがたまり、解析が難しいことを課題に挙げています。

仕組みの中心は、富士通独自の「Fujitsu ナレッジグラフ拡張RAG for Software Engineering」という技術です。大量のソースコードどうしを関連付けることで、抜け漏れやハルシネーション(AIがもっともらしい誤りを出すこと)を防ぐと説明しています。

富士通の発表では、人の手で進めていたプログラムの理解から設計書づくりまでにかかる時間を、詳しい人がいなくても約1/30に縮められるとしています。また、通常の生成AIだけで解析する場合に比べて網羅性が95%向上し、設計書の読みやすさも従来比で60%向上したことを確認したと書かれています。

2025年度より富士通様とともにCOBOLを始めとしたレガシー言語に対する設計書リバースに関する共同検証を進め、本技術が大きな可能性を持つことを実感しています。

SMBC日興証券 常務執行役員 堀内 俊宏さん、富士通のプレスリリース(PR TIMES、2026-03-30)

これまでの更新

2025年2月に、前身となる「設計書リバースサービス for アプリケーション資産」の提供が始まりました。2026年3月30日には、その解析技術と設計書づくりの手法を標準化し、利用企業が自分で解析できるサービスとして提供を始めました。

2026-03-30の発表時点では、今の資産のソースコードを生かすリビルド、ソースコードの作り直し(リライト)の自動化、運用・保守の支援を、2026年度以降に順に追加する予定とされています。

入れる前に

提供先は日本国内です。2026-03-30の発表時点では、導入支援のサービスはまだ始まっておらず、今後始める予定とされています。

料金は発表に書かれていません。問い合わせ先は富士通のお問い合わせフォームです。