「止まってる申込を古い順に」とAIに聞くだけで出てくる「Inspire MCP」
- 公開
- 提供開始 2026-08-26
- 作り手
- 株式会社Finatext(会社)
- 対応
- 保険ビジネスプラットフォーム「Inspire」の機能(MCP対応のAIエージェントから接続)
- 価格
- 記載なし
どんなアプリか
株式会社Finatextが2026年8月26日に提供開始を発表した、保険ビジネスプラットフォーム「Inspire」の2つの機能です。頻度が高く定型化された業務は「AIワークフロー基盤」で処理し、目的が都度異なる業務や頻度の低い業務は「Inspire MCPサーバー」を通じて各社のAIエージェントから実行する、という使い分けになっています。
AIワークフロー基盤は、AIによる推論、ルールベースのロジック、人による確認・承認を組み合わせる基盤です。画像や書類、自由記述の読み取りから、RAGを使った約款への照会、査定見解の作成までの流れを自動化できます。CRMなど、Inspire以外の業務システムを含めたワークフローも組めます。
主な使い道として、保険引受査定、保険金支払査定、問い合わせ対応、申込・請求の不備チェック、未収・振替失敗後のフォローが挙げられています。たとえば支払査定では、診断書などの読み取り、約款への照会、過去の支払状況の確認から支払可否や支払額の見解作成までを処理し、担当者が見解を確認して承認します。
Inspire MCPサーバーは、保険会社が使っている任意のAIエージェントから、Inspire上の契約・請求情報を参照し、各種の操作を実行できるようにする機能です。自然言語の指示で、査定観点のまとめ、問い合わせ対応に必要な情報の収集、業務データの集計・分析などができるとしています。
「この商品で止まっている申込を、経過日数が長い順に」など、そのときの切り口で案件を抜き出します。定例の一覧処理ではなく、今見たい条件で探し、担当者が対応順を判断してフォローに着手します。
株式会社Finatext、PR TIMES のプレスリリース(2026-08-26)
入れる前に
AIにすべてを任せる作りではなく、業務ルールや信頼度に応じて担当者の確認・承認を組み込めます。MCPサーバー側では権限制御によってAIが触れる情報の範囲を絞り、保険契約者情報のような機微なデータも権限に応じた参照・操作に限る設計だと説明されています。
導入事例として2社が紹介されています。ニッセイプラス少額短期保険は、AIワークフロー基盤を使った査定フローのシステム実装に着手しました。グループ会社のスマートプラス少額短期保険は、妊婦向け保険「母子保険はぐ+」の支払査定などにAIワークフロー基盤を導入し、業務時間の8割削減を目標に運用しているほか、MCPサーバーをお客様の属性分析などマーケティング業務に使っています。