「ffmpeg-skill」を入れたら、無音カットをAIに頼めるようになった

ffmpeg-skill
コーディングエージェントに、手元の FFmpeg で動画を編集させるスキル集
GitHub
公開
正式公開 2026-09-03(npm 配布)
作り手
kajisho5(個人)
対応
CLI(npm)・Agent Skill(Claude Code・Cursor・Codex)・MCP
価格
無料(MIT ライセンス)
アカウント・広告
アカウント不要・API キー不要
評価
GitHub のスター 1,856(2026-10-06)

どんなアプリか

Give your coding agent a video editor.

kajisho5 さん、GitHub の README

Claude Code、Cursor、Codex など、SKILL.md を読むエージェントに動画編集の手順を教える Agent Skill です。手順は「調べる → 可能な範囲で再エンコードせずに編集する → 確認する → 検証する」の順に決まっていて、実際の処理は ffmpeg と ffprobe を使う42個のツールが行います。

ツールが受け持つのは、切り出し、結合、無音の除去、長さと縦横比の調整、字幕とカラオケ風の字幕、オーバーレイ、HDR から SDR への変換、音声の整理、ラウドネスの調整、納品前のチェックなどです。どのツールも MCP のツールとしても呼び出せます。

README の例では、インタビュー動画から2区間を残して Reels 向けにちょうど60秒にするよう頼むと、エージェントが調査・切り出し・尺と縦横比の調整・書き出し・チェックのツールを順に実行し、仕上がりの長さや解像度を、確認に使った一覧画像と一緒に報告します。

書き出し先ごとのテンプレートも付いています。TikTok 用なら 9:16 への切り抜き、説明欄やいいねの列を避けた位置の字幕、−14 LUFS の音量をまとめて当てます。テンプレートは tiktok、reels、shorts、youtube、x、linkedin、facebook、podcast などがあります。

料金とデータの置き場所

MIT ライセンスで公開されています。npx ffmpeg-skill でインストールでき、API キーやアカウントは要りません。

処理はすべて手元のマシンで行い、クラウドは使いません。ffmpeg と python3 があればオフラインで動くので、アップロードしたくない素材も扱えます。

同じ分野のアプリ

名前型仕掛け対応料金
ffmpeg-skill動画編集スキル手元の FFmpeg で字幕・無音カット・縦型への変換などをエージェントにさせるCLI(npm)・Agent Skill・MCP無料(OSS, MIT)
ax(The AI-era curl)Web 取得 CLIcurl の代わりに Web ページの取得・構造把握・構造化抽出を1コマンドでCLI(macOS / Linux、Nix 対応)無料(OSS, MIT)
o3-search-mcpMCP サーバーエージェントから o3 の Web 検索付き推論を呼び出して相談させるMCP サーバー(npm)無料(OSS, MIT)
sksyncスキル同期 CLI複数エージェントの Agent Skills を複数のマシン間で同期するCLI無料(OSS)

入れる前に

動かすには ffmpeg と python3 が必要です。npx ffmpeg-skill doctor で、各ツールが必要とする FFmpeg の部品がそろっているかを確かめられます。macOS の Homebrew で入れた素の ffmpeg では、全体の判定が ok でも字幕の caption.py が動かないことがあるため、ツールごとの結果を見るよう README は勧めています。

インストールしたスキルは自動では更新されません。新しい版にするには npx ffmpeg-skill を実行し直します。

このスキル自体は顔や被写体を見分けません。切り抜きで残す位置を決めるのは画像を見たエージェントで、指定が無ければ中央で切り抜きます。どこを切るか、字幕に何を書くかといった判断もこのスキルの役目ではなく、字幕の文は渡されたとおりに焼き込まれます。

どのツールも元のファイルを上書きせず、結果は別名の新しいファイルとして書き出します。また、どのツールも –dry-run を付けると、ファイルを書き出さずに実行予定の ffmpeg のコマンドを表示します。