指でなぞって2秒長押し。「コエンゴ」なら見えなくても電話がかけられる

コエンゴ
画面読み上げでの操作が難しい全盲の方向けに、なぞって音声で探し長押しで決めるAndroidアプリ
公式サイト
公開
応援購入開始 2026-10-06(アプリ自体は開発中で未公開)
作り手
一般社団法人日本視覚障害者遠隔援護協会
対応
Android
価格
スマートフォン本体 62,800円(税込)+月額 3,980円(税込)、最低利用期間1年

どんなアプリか

コエンゴは、全盲の方の中でも、画面読み上げ機能を使ったスマートフォン操作が難しい方を主な対象とする Android アプリです。一般社団法人日本視覚障害者遠隔援護協会が開発・普及を進めていて、株式会社リモートアシストが開発に協力しています。

プレスリリースによると、画面読み上げ機能を活用してスマートフォンを使いこなしている全盲の方も多くいる一方で、音声案内を聞きながら操作を進めることに負担を感じ、電話をかける際にも支援が必要な方がいます。コエンゴは、そうした方にも使いやすい操作方法を提供するために開発されています。

操作は、画面を指一本でゆっくりなぞり、触れている機能の名前を音声で聞き、使いたい機能のところで2秒間長押しすると振動で知らせて実行する、という流れです。公式サイトによると、基本機能は TalkBack を使わずに操作できます。一方、一般の Android アプリを使うときは TalkBack などが必要になることがあります。

コエンゴは、音声と振動で迷わず操作でき、困ったときには人の支援にもつながれる仕組みです。

コエンゴ公式サイト(株式会社リモートアシスト)「MESSAGE」

公式サイトでは、主な機能として3つが紹介されています。あらかじめ登録した家族や支援者など20名に、名前を音声で確かめて電話をかけられる「安心連絡先」。声で質問したり写真について尋ねたりできる「ジェミニの友」。AIでは判断しにくいことを人の声で確かめられる「遠隔援護サービス」です。なお、2026-10-06 のプレスリリースでは、登録した相手からの着信時に名前を音声で知らせる機能は開発・検証中とされています。

日本ライトハウス展への参考出品などを通じて、視覚障害のある当事者や支援者から操作方法や分かりにくい点について意見を集め、改善に反映しているとのことです。

料金とデータの置き場所

利用するには、スマートフォン本体 62,800円(税込)の購入と、月額 3,980円(税込)の契約の両方が必要です。月額には、国内通話かけ放題(docomo か au から選択)、データ通信 10GB、端末管理・遠隔サポート、遠隔援護サービスが含まれます。

最低利用期間は1年間です。1年未満で解約すると、残りの月数分の月額料金を支払う必要があります。本体だけを購入することはできません。

入れる前に

公式サイトによると、コエンゴは開発中で、予約販売を受け付けています。アプリをストアから入れるのではなく、音声・振動・通信を確認して設定を済ませたスマートフォンが届く形です。MNP を使えば、今の携帯電話番号を引き継ぐこともできます。

操作に困ったときは、遠隔サポートでスマートフォンを遠隔操作してもらうか、遠隔援護サービスで人に手伝ってもらうことができます。遠隔援護サービスでは、郵便物や食品表示、身だしなみといった目で見る情報を、人に確かめてもらえます。

開発・改修の費用を集めるため、CAMPFIRE でクラウドファンディングが行われています。募集期間は 2026-10-06 から 2026-11-20 まで、目標金額は150万円です。