まだ個人アカウントでこっそりAI?「EdgeLLM」なら社内LANで完結

EdgeLLM
社内LANの中に機器を置いて動かす、推論データを外部に送らない生成AI基盤
公式サイト
公開
提供開始 2026-08-31(提供開始・価格公開)
作り手
株式会社APOLLO11(会社)
対応
ハードウェア(オンプレミス設置)
価格
初期費用980万円〜(税込・参考価格、2026年7月時点)+運用・保守の月額費用

どんなアプリか

EdgeLLM は、株式会社APOLLO11 が2026年8月31日から提供しているオンプレミスの生成AI基盤です。官公庁・自治体・重要インフラ事業者・機密情報を扱う企業に向けたもので、社内LANの中に機器を置き、推論データを外部に送らずに生成AIを使えるようにします。閉域網やエアギャップ(物理的に隔離した環境)での運用にも対応しています。

社内LANの中では OpenAI 互換の API エンドポイントとして動くため、既存のAI連携コードや LangChain などのフレームワークをそのまま流用できると説明されています。使うモデルは Qwen や DeepSeek など、Apache 2.0/MIT ライセンスのオープンウェイトモデルです。プロンプトと応答の完全なログは社内で記録・管理されます。

機器は1ノードあたり約240W、100V電源1口で動く静音設計で、サーバールームを用意しなくても執務室に置けるとされています。コンサルティングからハードウェア、構築、運用管理までを一括で提供する形で、標準の導入期間は2ノード構成で5〜6週間です。

オープンウェイトモデルの性能がフロンティアモデル級に到達した今、誰でも情報を外に出さずに、安全に、安く、最先端AIに触れることができる時代が来ています。日本のすべての組織が、機密情報を守りながら最先端AIを使える社会を実現したい。その第一歩として、EdgeLLMの価格を公開し、透明性のある市場を作っていきます

吉丸 彰さん(株式会社APOLLO11 代表取締役)、PR TIMES のプレスリリース(2026-08-31)

料金とデータの置き場所

標準パッケージは3つあります。画像理解と長文脈向けの Vision Pack S(同時利用者約5人)が980万円〜、エージェントAI向けの Agent Pack M(同時利用者5〜6人)と超長文脈向けの High-Context Pack がそれぞれ1,980万円〜です。

パッケージの価格にはハードウェア一式、設置、推論環境の構築、管理者研修(半日)、1か月の集中サポートなどが含まれます(いずれも税込・参考価格、2026年7月時点)。トークンごとの従量課金はなく、初期費用と月額固定の料金で、利用量に上限はありません。部門向けからエンタープライズ向けのティアL/XLは個別見積もりです。

運用・保守は Basic・Standard・Premium の3つの月額プランがあり、公式サイトに目安の金額が出ています。Basic にはリモート監視、月次のセキュリティパッチ、四半期ごとのモデル更新、営業時間内のサポートが含まれ、Premium では24時間365日のアラート対応が加わります。

データとログは社内LANの中に留まり、外部インターネットへの接続は必要ありません。リモートアクセスは有料のオプションで、これを入れるとエアギャップではない構成になります。

入れる前に

納品は、社内LANの中で OpenAI 互換の API として安定して動いている状態と定義されています。チャット画面が必要な場合は、チャットUI・エージェントビルダー・認証管理を含むオプションの NuraGrid を選びます。API のみの構成も選べます。Active Directory などとの連携は NuraGrid の認証管理機能で対応するとされています。

社内データを参照する構成(RAG)は、有料のカスタムエージェント開発として個別に構築し、参照データも社内LANの中に留まります。ファインチューニングは用途によって対応できるかどうかが変わるため、個別相談です。有料の PoC(概念実証)があり、本導入の際は導入費に充てられます。

セキュリティパッチは Basic 以上の保守プランで APOLLO11 が月次で適用し、エアギャップ構成では現地での作業になります。停電への備えとして UPS の設置が推奨されています。見積もりの有効期限は発行日から14日間です。